30台の弁護士の日記です。会社勤めをした後,法科大学院を経由して,なんとか弁護士になりました。チラシの裏(=ごく私的な備忘用)なので,有益な記事はありませんのであしからず。


by VNTR
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センター試験

いまさらですが,1/21に実施されたセンター試験化学1の問題を解いてみました。

すでに大手の予備校が分析を書いているので,わたしなんぞがここに感想を書いても役立たずですが,備忘のために。

第1問
問2:電子親和力を正面から訊いたのは初めてでは? 正答率低そう。
問5:こういうのって結構間違ってる学生が多い気がしますが?

第2問
問1:エネルギー図が頭に浮かべば簡単ですけど,正答率はどうでしょうか?
問5:グラフは確かに目新しいですね。難しくはない。

第3問
問2:最高酸化数も正面から訊いたのは初めての気がする。ちょっと意外。

第4問
問4:これは後述。
問7:難しいとは思わないが,点差はたぶんつくのだろう。


酸化数は結構突っ込んで講義していることが多いので(自分としては)問題なさげだけど,電子親和力については(センターレベルのクラスの場合は)講義中での扱いを軽めに済ませることが多かったのでちょっと反省してます。

さすがに選択肢の作り方はうまいです。もう少し計算問題があってもよい気がしますが,全体としてはさすがセンターという感じで,良問が多い印象です。

ちなみに自分自身は所要時間20分弱で全問正解でした。


ところで,これもすでにあちこちで指摘されているようですが,第4問の問4。

エステルの構造決定の問題で,条件が,加水分解により得られたアルコールはヨードホルム反応し,カルボン酸がフェーリング液を還元したというもの。

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ギ酸が還元性有りというのは,入試では定番の知識なので,それを使えということなのでしょうが,ギ酸がフェーリング反応をするといえるのかどうか疑義があるという指摘は,かなり以前からこれを利用した入試問題の過去問などに対して,なされているところです。

詳しくは以下のリンク先を
ギ酸のフェーリング反応

問題文は「フェーリング液を還元した」とあるので,「フェーリング反応により」還元したとは限定していないという趣旨かもしれませんが,なんとなく釈然としない感じはします。

まぁ,普通に入試対策をしている学生であれば,ギ酸に還元性有りという知識から容易に判断して正解に到達したと思われるので,点数だけを考えれば問題ないのかもしれません。

しかし,暗記型知識試験を極力回避して,論理や実験経験に基づいて思考するタイプの出題が望ましいといわれている社会環境(そうですよね?)において,(おそらく出題者がギ酸とフェーリング液の反応を実際にやってみたことはないのであろう)この出題の仕方は,やっぱりちょっと微妙な印象を受けます。
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by VNTR | 2007-01-23 22:39 | 大学受験予備校関連